解析データから得た盾の情報


盾回避とは

盾回避はカウンター、ディフレクト、魔法盾回避に並ぶ攻撃回避手段のひとつです。この回避手段には以下のような特徴があります。

盾回避の主な特徴
盾回避を行うには盾を装備した上で片手武器を使用する必要がある
装備している盾によって回避可能な技/術が異なる
装備している盾の回避性能が高いと発動確率が上がる
盾のスキルレベルが高いほど発動確率が上がる
自身の器用さ、素早さが高いほど発動確率が上がる
術使用時は発動しない
魔法盾と比較し回避可能な技/術が少ない。特に術は一切回避できない

盾回避はモンスターも行ってくる。


盾回避の発動条件と確率

盾回避の発動条件
  1. 防御側にカウンター・ディフレクトが発動していない
  2. 防御側が盾を装備している
  3. 攻撃側の技術の攻撃属性と防御側の盾の回避属性が一つでも一致している
  4. 防御側が眠り、悪夢、瞑想、気絶、戦闘不能のいずれでもない
  5. 防御側の使用する武器が「細剣」「小型剣」「長剣」「曲刀」「片手斧」「棍棒」「特殊剣(※)」のいずれかである。ただし、防御側がモンスターの場合はこれを問わない
  6. 防御側の使用する技術が術でない。ただし、防御側がモンスターの場合はこれを問わない

※モードがディフェンスかトリックのときのみ。

盾回避の発動確率

上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすと盾回避が発動する。

乱数(mod 100) < (回避性能×20+DEX+AGI)×技能値÷300×回避難度倍率

※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。

※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを意味する。

各パラメータの意味
回避性能
防御側が装備している盾の回避性能です。
関連ページ:「アイテム一覧
DEX(器用さ)・AGI(素早さ)
防御側の器用さ・素早さにステータス変化による補正と装備による補正を足した値です。ただし各値の最小値は0、最大値は70とし超過分は切り捨てます。
技能値
防御側の盾スキルのレベルに応じて5~15の値をとります。また、防御側がモンスターの場合はモンスターレベルに応じて6~10の値をとります
盾スキルのレベルと技能値
Lv0Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5
51112131415
モンスターレベルと技能値
Lv0-1Lv2-3Lv4-5Lv6-7Lv8
678910
回避難度倍率
攻撃側の技術の回避難度とその命中回数に応じて×0~×1.0倍の値をとります。
関連ページ:「命中」・「技術一覧
回避難度、命中回数、倍率の関係
×△+○+
1HIT0倍0.2倍0.4倍0.6倍0.8倍1.0倍
2-3HIT0倍0倍0.2倍0.4倍0.6倍0.8倍
4-5HIT0倍0倍0倍0.2倍0.4倍0.6倍
6-7HIT0倍0倍0倍0倍0.2倍0.4倍
8-9HIT0倍0倍0倍0倍0倍0.2倍
また、防御側が既に魔法盾回避が発動している場合はこのパラメータにバグが発生し、命中回数が無視され倍率が異常に高くなります。
回避難度、命中回数、倍率の関係(魔法盾によるバグ発生時)
×△+○+
セルフバーニング6.4倍6.6倍6.8倍7.0倍7.2倍7.4倍
イージスの盾6.6倍6.8倍7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍
幻日6.6倍6.8倍7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍
アンチマジック 6.8倍7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍
スターライトビット(×1)6.8倍7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍
スターライトビット(×2)7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍8.0倍
スターライトビット(×3)7.0倍7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍8.0倍
スターライトビット(×4)7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍8.0倍8.2倍
スターライトビット(×5)7.2倍7.4倍7.6倍7.8倍8.0倍8.2倍
ブラックアイス7.4倍7.6倍7.8倍8.0倍8.2倍8.4倍
バグ技セルフ盾

盾の回避率が異常に高まるという上記のバグは、一見すると非常に有用そうなバグに見えます。しかし、実際は魔法盾回避が発生している時点ですでに回避には成功しているため、盾回避がどんなに高確率で発生したところで意味はありません。

回避率の上昇という点で見れば、このバグにはなんの有用性もありません。しかし、このバグにはひとつだけ有用な点があります。それは"魔法盾回避の結果が盾回避で上書きされる"という点です。これによりセルフバーニング最大の欠点である"反撃するとセルフバーニングが解除される"といった特性を無効化することができます。

このゲームでは魔法盾→盾の順に回避判定が行われており、魔法盾回避が発生した後に盾回避が発生すると結果が上書きされ、盾回避したものとして扱われます。また、上記のバグが存在するため、盾の性能やスキルレベルにもよりますが、魔法盾回避と盾回避の両方が行える条件下では"魔法盾回避の発生=盾の回避"の発生という図式が成立します。これによりセルフバーニングによる回避が発生しても、その後立て続けに盾回避が発生して結果を上書きするため、セルフバーニングによる反撃=消滅を防ぐことができるのです。

このバグ技は「セルフ盾」と呼ばれており、ミンサガプレイヤーの間では以前から知られているテクニックです。しかし、このバグ技に対する誤解は多く、"魔法盾と盾の併用で総合的な回避率が上がる"、"水鏡の盾を組み合わせたらジュエルブラスターも100%回避できる"と思われている方も少なくありません。また、盾回避率が異常に高まるのであって、盾の回避率が必ず100%になるわけではありません。盾の性能やスキルレベルによっては、セルフバーニング発生後に盾回避が発生せず、反撃が出てしまうこともあります。セルフ盾を利用するのであれば、最低限の盾スキルレベルは確保しておきましょう。



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