解析データから得たカウンター・ディフレクトの情報


カウンター・ディフレクトとは

カウンターとディフレクト(ディフレクト[自己]とディフレクト[広域]の総称)は盾回避、魔法盾回避に並ぶ攻撃回避手段のひとつです。この回避手段には以下のような特徴があります。

カウンター・ディフレクト[自己/広域]の主な特徴
特定の武器を使用したときにのみ発動する
使用する武器のスキルレベルが高いほど発動確率が上がる
自身のモードがアタック、またはトリックだと発動確率が1/4になる
自身の能力値(器用さ、素早さ、愛)が高いほど発動確率が上がる
術使用時は発動しない
盾、魔法盾と比較し回避可能な技/術が少ない。特に術や全体攻撃は一切回避できない

カウンター・ディフレクト[自己/広域]はこれらの共通した特徴の他に、以下のような固有の特徴をそなえています。

カウンターをするグレイ、ディフレクト[自己]をするホーク、ディフレクト[広域]をするバーバラ

カウンターの特徴

素手(体術)を使用したときに発生する回避行動です。カウンターの最大の特徴は、回避と同時に受けた攻撃を相手に返してダメージを与えるという点です。しかし、その分ディフレクト[自己]よりも発動率が低く、射撃タイプの技/術も回避できません。

ディフレクト[自己]の特徴

細剣、小型剣、曲刀、棍棒、杖、特殊剣を使用したときに発生する回避行動です。カウンターやディフレクト[広域]のような特徴的な効果はありませんが、その分発動率が高めです。

ディフレクト[広域]の特徴

長剣、大型剣、両手大剣、打槍、衝槍を使用したときに発生する回避行動です。ディフレクト[広域]の最大の特徴は、自分以外の味方キャラが攻撃を受けた際にも回避行動が発動しその攻撃を防ぐいう点です。これにより、ディフレクトを行えないキャラを他のキャラでカバーするといったことが可能です。一人あたりの発動率はディフレクト[自己]に劣りますが、複数人でカバーすることにより発動率の低さを補うことができます。


カウンター・ディフレクトの発動条件と確率

カウンターの発動条件
  1. その攻撃のメインターゲットとなったキャラクターのみが発動できる
  2. 防御側がモンスターでない
  3. 防御側の使用する武器が「素手(体術)」
  4. 防御側の使用する技術が術でない
  5. 防御側が眠り、悪夢、瞑想、気絶、戦闘不能のいずれでもない
  6. 攻撃側と防御側が同一キャラクターでない
  7. 攻撃側の使用する技術が射撃タイプでない
カウンターの発動確率

上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとカウンターが発動する。

乱数(mod 100) < (回避性能×20+DEX+AGI)×技能値÷300×回避難度倍率×要撃倍率×Dモード倍率×竜息倍率

※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。

※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。

ディフレクト[自己]の発動条件
  1. その攻撃のメインターゲットとなったキャラクターのみが発動できる
  2. 防御側がモンスターでない
  3. 防御側の使用する武器が「細剣」「小型剣」「曲刀」「棍棒」「杖」「特殊剣」のいずれか
  4. 防御側の使用する技術が術でない
  5. 防御側が眠り、悪夢、瞑想、気絶、戦闘不能のいずれでもない
  6. 攻撃側と防御側が同一キャラクターでない
ディフレクト[自己]の発動確率

上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとディフレクト[自己]が発動する。

乱数(mod 100) < (回避性能×8+DEX)×技能値÷120×回避難度倍率×Dモード倍率×竜息倍率

※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。

※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。

ディフレクト[広域]の発動条件
  1. その攻撃のメインターゲットとなったキャラクターおよびその仲間が発動できる
  2. 攻撃側の使用する技術の効果範囲が敵単体
  3. 防御側がモンスターでない
  4. 防御側の使用する武器が「長剣」「大型剣」「両手大剣」「打槍」「衝槍」のいずれか
  5. 防御側の使用する技術が術でない
  6. 防御側が眠り、悪夢、瞑想、気絶、戦闘不能のいずれでもない
  7. 攻撃側と防御側が同一キャラクターでない
ディフレクト[広域]の発動確率

上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとディフレクト[広域]が発動する。

乱数(mod 100) < (回避性能×30+DEX+AGI+COM)×技能値÷500×回避難度倍率×騎士道倍率×Dモード倍率×竜息倍率

※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。

※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。

各パラメータの意味
回避性能
防御側の使用する武器の回避性能です。
関連ページ:「武器の分類」
DEX(器用さ)・AGI(素早さ)・COM(愛)
防御側の器用さ・素早さ・愛にステータス変化による補正と装備による補正を足した値です。ただし各値の最小値は0、最大値は70とし超過分は切り捨てます。
技能値
防御側のスキルレベルに応じて5~15の値をとります。参照されるスキルは使用する武器によって異なります。
関連ページ:「武器の分類」
スキルレベルと技能値
Lv0Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5
5
(※)
1112131415
※カウンターの計算時のみ10になる
回避難度倍率
攻撃側の使用する技術の回避難度-武器-に応じて×0~×1.0倍の値をとります。
関連ページ:「技/術一覧」
回避難度と倍率の関係
×△+○+
0倍0.2倍0.4倍0.6倍0.8倍1.0倍
騎士道倍率
防御側のクラスが『城塞騎士』、なおかつメインターゲット意外の発動者ならクラスレベルに応じて×1.0~×1.5倍の値をとります。
騎士道倍率
Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5
1.0倍1.2倍1.3倍1.4倍1.5倍
要撃倍率
防御側のクラスが『ゲッコの騎士』ならクラスレベルに応じて×1.1~×1.5倍の値をとります。
要撃倍率
Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5
1.1倍1.2倍1.3倍1.4倍1.5倍
Dモード倍率
Dモード効果Ⅱが発生しているなら×1.0倍の値をとります。発生していないなら×0.25倍の値をとります
関連ページ:「モード」
竜息倍率
防御側のクラスが『竜人』、なおかつ防御側のモードがなら×0倍の値をとります。
おまけ
カウンター/ディフレクトの発生確率(一人編)

カウンター/ディフレクトの発生確率を実際に計算して見ましょう。

パターン1

攻撃するキャラ
モード 技/術『ガラガラ』
攻撃を受けるキャラ
モード 技/術『ホークブレード』 武器『炎のロッド』 CL海賊Lv4 細剣SKLv4 器用さ58 素早さ60 愛51

細剣を使用するホークが攻撃を受けた場合です。細剣ということでディフレクト[自己]が発生する可能性があります。また、細剣の回避性能は30、技能値はスキルレベルが4なので14となります。ディフレクト[自己]なので素早さと愛は関与しません。

  1. (30×8+58)×14÷120×1.0×1.0×1.0 > 0~16777215(mod 100)
  2. 34 > 0~99

よって34%の確率でディフレクト[自己]が発生し、ホークはガラガラを回避します。

パターン2

攻撃するキャラ
モード 技/術『ガラガラ』
攻撃を受けるキャラ
モード 技/術『強撃』 武器『アイスソード』 CL城塞騎士Lv4 打槍SKLv4 器用さ60 素早さ55 愛50

両手大剣を使用するシフが攻撃を受けた場合です。両手大剣ということでディフレクト[広域]が発生する可能性があります。たとえ自分に対するディフレクトであっても、両手大剣使用時に発生するのはディフレクト[自己]ではなくディフレクト[広域]です。また、両手大剣の回避性能は10、技能値はスキルレベルが4なので14となります。ディフレクト[広域]なので素早さと愛も関与します。しかし、今回はシフのモードがアタックです。このためDモード効果Ⅱが発生していないのでDモード倍率が0.25となります。なおクラスが城塞騎士ですが、ディフレクトの対象が自分ですので騎士道倍率は1.0のままです。

  1. (10×30+60+55+50)×14÷500×1.0×1.0×0.25×1.0  > 0~16777215(mod 100)
  2. 3 > 0~99

よって3%の確率でディフレクト[広域]が発生し、シフはガラガラを回避します。

カウンター/ディフレクトの発生確率(集団編)

続・カウンター/ディフレクトの発生確率を実際に計算して見ましょう。

攻撃するキャラ
モード 技/術『ゴッドハンド』
攻撃を受けるキャラ
モード 技/術『サブミッション』 武器『体術[B]』 CLゲッコの騎士Lv5 体術SKLv5 器用さ70 素早さ70
その他の味方キャラ
モード 技/術『双龍破』 武器『ハルバード』 CL城塞騎士Lv5 打槍SKLv5 器用さ70 素早さ70 愛70
モード 技/術『双龍破』 武器『ハルバード』 CL城塞騎士Lv5 打槍SKLv5 器用さ70 素早さ70 愛70
モード 技/術『双龍破』 武器『ハルバード』 CL城塞騎士Lv5 打槍SKLv5 器用さ70 素早さ70 愛70
モード 技/術『双龍破』 武器『ハルバード』 CL城塞騎士Lv5 打槍SKLv5 器用さ70 素早さ70 愛70

素手(体術)を使用するゲラ=ハが攻撃を受けた場合です。他にも打槍を使用する味方が四人もいます。よって、ゲラ=ハ自身によるカウンターと、他の四人によるディフレクト[広域]が発生する可能性があります。

まず、ゲラ=ハのカウンターの発生確率です。特記すべき点は要撃倍率で、ゲラ=ハのクラスがゲッコの騎士Lv5なので1.5となります。ただし、ゴッドハンドの回避難度が「○」のため回避難度倍率が0.6となります。

  1. (15×20+70+70)×15÷300×0.6×1.5×1.0×1.0 > 0~16777215(mod 100)
  2. 19 > 0~99

よって19%の確率でカウンターが発生し、ゲラ=ハはゴッドハンドを回避&反撃します。

次は他の四人のディフレクト[広域]の発生確率です。全員のステータスや条件が同一なのでまとめて計算します。今回の特記すべき点は騎士道倍率で、城塞騎士Lv5&ディフレクト対象が自分以外なので倍率が1.5になります。

  1. (15×30+70+70+70)×15÷500×0.6×1.5×1.0×1.0  > 0~16777215(mod 100)
  2. 16 > 0~99

よって各キャラは16%の確率でディフレクト[広域]が発生し、ゲラ=ハへのゴッドハンドを回避します。

最後に各キャラのカウンター/ディフレクト発生確率から、最終的にゲラ=ハがゴッドハンドを回避する確率を求めてみます。(誰の回避も発生しない確率を1から引くことで求めることができます)

  1. 1-(100-19)/100×(100-16)/100×(100-16)/100×(100-16)/100×(100-16)/100=約0.60

よって約60%の確率でゴッドハンドを回避します。



ホーム-更新履歴-リンク
inserted by FC2 system