解析データから得たカウンター・ディフレクトの情報
カウンターとディフレクト(ディフレクト[自己]とディフレクト[広域]の総称)は盾回避、魔法盾回避に並ぶ攻撃回避手段のひとつです。この回避手段には以下のような特徴があります。
カウンター・ディフレクト[自己/広域]はこれらの共通した特徴の他に、以下のような固有の特徴をそなえています。
カウンターをするグレイ、ディフレクト[自己]をするホーク、ディフレクト[広域]をするバーバラ
素手(体術)を使用したときに発生する回避行動です。カウンターの最大の特徴は、回避と同時に受けた攻撃を相手に返してダメージを与えるという点です。しかし、その分ディフレクト[自己]よりも発動率が低く、射撃タイプの技/術も回避できません。
細剣、小型剣、曲刀、棍棒、杖、特殊剣を使用したときに発生する回避行動です。カウンターやディフレクト[広域]のような特徴的な効果はありませんが、その分発動率が高めです。
長剣、大型剣、両手大剣、打槍、衝槍を使用したときに発生する回避行動です。ディフレクト[広域]の最大の特徴は、自分以外の味方キャラが攻撃を受けた際にも回避行動が発動しその攻撃を防ぐいう点です。これにより、ディフレクトを行えないキャラを他のキャラでカバーするといったことが可能です。一人あたりの発動率はディフレクト[自己]に劣りますが、複数人でカバーすることにより発動率の低さを補うことができます。
上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとカウンターが発動する。
乱数(mod 100) < (回避性能×20+DEX+AGI)×技能値÷300×回避難度倍率×要撃倍率×Dモード倍率×竜息倍率
※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。
※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。
上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとディフレクト[自己]が発動する。
乱数(mod 100) < (回避性能×8+DEX)×技能値÷120×回避難度倍率×Dモード倍率×竜息倍率
※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。
※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。
上記の条件を満たして上で下記の条件式を満たすとディフレクト[広域]が発動する。
乱数(mod 100) < (回避性能×30+DEX+AGI+COM)×技能値÷500×回避難度倍率×騎士道倍率×Dモード倍率×竜息倍率
※括弧内、剰余算優先で左から順に計算し、小数点以下の値が出た場合はその都度切り捨て。
※a(mod b)とはaをbで割った余りのことを指す。
Lv0 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|---|---|---|---|---|
5 (※) | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
× | △ | △+ | ○ | ○+ | ◎ |
---|---|---|---|---|---|
0倍 | 0.2倍 | 0.4倍 | 0.6倍 | 0.8倍 | 1.0倍 |
Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|---|---|---|---|
1.0倍 | 1.2倍 | 1.3倍 | 1.4倍 | 1.5倍 |
Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|---|---|---|---|
1.1倍 | 1.2倍 | 1.3倍 | 1.4倍 | 1.5倍 |
カウンター/ディフレクトの発生確率を実際に計算して見ましょう。
パターン1
細剣を使用するホークが攻撃を受けた場合です。細剣ということでディフレクト[自己]が発生する可能性があります。また、細剣の回避性能は30、技能値はスキルレベルが4なので14となります。ディフレクト[自己]なので素早さと愛は関与しません。
よって34%の確率でディフレクト[自己]が発生し、ホークはガラガラを回避します。
パターン2
両手大剣を使用するシフが攻撃を受けた場合です。両手大剣ということでディフレクト[広域]が発生する可能性があります。たとえ自分に対するディフレクトであっても、両手大剣使用時に発生するのはディフレクト[自己]ではなくディフレクト[広域]です。また、両手大剣の回避性能は10、技能値はスキルレベルが4なので14となります。ディフレクト[広域]なので素早さと愛も関与します。しかし、今回はシフのモードがアタックです。このためDモード効果Ⅱが発生していないのでDモード倍率が0.25となります。なおクラスが城塞騎士ですが、ディフレクトの対象が自分ですので騎士道倍率は1.0のままです。
よって3%の確率でディフレクト[広域]が発生し、シフはガラガラを回避します。
続・カウンター/ディフレクトの発生確率を実際に計算して見ましょう。
素手(体術)を使用するゲラ=ハが攻撃を受けた場合です。他にも打槍を使用する味方が四人もいます。よって、ゲラ=ハ自身によるカウンターと、他の四人によるディフレクト[広域]が発生する可能性があります。
まず、ゲラ=ハのカウンターの発生確率です。特記すべき点は要撃倍率で、ゲラ=ハのクラスがゲッコの騎士Lv5なので1.5となります。ただし、ゴッドハンドの回避難度が「○」のため回避難度倍率が0.6となります。
よって19%の確率でカウンターが発生し、ゲラ=ハはゴッドハンドを回避&反撃します。
次は他の四人のディフレクト[広域]の発生確率です。全員のステータスや条件が同一なのでまとめて計算します。今回の特記すべき点は騎士道倍率で、城塞騎士Lv5&ディフレクト対象が自分以外なので倍率が1.5になります。
よって各キャラは16%の確率でディフレクト[広域]が発生し、ゲラ=ハへのゴッドハンドを回避します。
最後に各キャラのカウンター/ディフレクト発生確率から、最終的にゲラ=ハがゴッドハンドを回避する確率を求めてみます。(誰の回避も発生しない確率を1から引くことで求めることができます)
よって約60%の確率でゴッドハンドを回避します。